明治天皇の即位式の記録である「戊辰御即位雑記」の付図。絵を描いた浮田可成(1827-93)は、山口藩に生まれ、同藩に仕えた後、明治4年から宮内省、太政官正院、内務省等を経て内閣記録局に勤め、緻密な絵図類を多数残しました。弘化3年(1846)、孝明天皇即位の際の状況を復元したものであり、高御座図の後に幣旗等図が続いて描かれている。なお、2頁目以下は、付箋のある箇所の付箋をめくった状態を示している。原図サイズ:67.6㎝×803.1㎝