国立公文書館デジタルアーカイブ

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豊臣秀頼黒印状(とよとみひでよりこくいんじょう)

朽木氏は近江佐々木氏の一族。鎌倉時代に近江国(滋賀県)の朽木荘の地頭となり、戦国の世を生き抜き、江戸時代になってからも、旗本あるいは大名として存続しました。『朽木家古文書』は同家に伝えられた古文書で、明治21年(1888)に内閣記録局が朽木家から購入したもの。1060余通の文書から成り、平成元年(1989)に国の重要文化財に指定されました。
豊臣秀頼(1593-1615)の黒印状。秀頼から、朽木兵部少輔宣綱(ひょうぶのしょう・のぶつな 1582-1662)に宛てたものです。5月4日の日付があるだけで作成年は記されていませんが、宣綱は慶長2年(1597)6月に兵部少輔に任じられているので、慶長3年以降の作成と思われます。 内容は、端午の祝儀の帷子(かたびら)を贈った宣綱に対して、祝着(満足)の意を伝えたもの。秀頼の黒印が捺され、宛名は「朽木兵部少輔とのへ」と記されています。

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