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国憲起草の詔(こっけんきそうのみことのり)
国立公文書館では、新・旧憲法、詔書などを所蔵しています。
明治9年(1876年)9月、前年に設置された元老院に対し、国憲起草の詔が発せられました。これは比較的早い時期における明治政府の憲法制定に関する意思を示すもので、明治7年(1874年)の民撰議院設立建白後、自由民権運動の機運が盛り上がろうとする時期でした。元老院は、国憲取調委員を置き、明治13年(1880年)には、「日本国憲按」と題する憲法草案を奏上しましたが、この案は、我が国の国体に十分適合するものではないとして、成案となるに至りませんでした。明治14年(1881年)の国会開設の勅諭が発せられた後、政府として、憲法制定の本格的準備を進めることとなります。
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