国立公文書館デジタルアーカイブ

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朝鮮国南岸蛇梁島狭口略測図・熊川湾略測図(ちょうせんこくなんがんだりょとうきょうこうりゃくそくず・こもかわわんりゃくそくず)

明治初期の銅版の海図を1冊にまとめたものです。明治 4年(1871)に兵部省海軍部水路局が東京築地に設立されました。測量に従事した柳楢悦(1832ー91)は、津藩出身、明治19年改組した水路部の初代部長を勤めています。明治4年(1871)柳は北海道・東北沿岸各港の測量を実施しました。海図の一隅に、経度・緯度や干満差、測量従事者の氏名等が記載されています。本書には、明治12年までに測量された海図が収められています。海図は、そのサイズにより、1頁に複数の地図を収録してある場合もあります。原本のサイズは片頁で53cm×69cm、見開きの場合は106cm×69cmになります。目次30番の「大島神瀬補足之図」は、目次9番の「伊勢国礫港之図」と同一の頁に貼り込まれています。また、編綴が一部目次の順序と異なっています。
第98号。測量年不明。

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