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佐々木頼綱譲状写(ささきよりつなゆずりじょううつし)
朽木氏は近江佐々木氏の一族。鎌倉時代に近江国(滋賀県)の朽木荘の地頭となり、戦国の世を生き抜き、江戸時代になってからも、旗本あるいは大名として存続しました。『朽木家古文書』は同家に伝えられた古文書で、明治21年(1888)に内閣記録局が朽木家から購入したもの。1060余通の文書から成り、平成元年(1989)に国の重要文化財に指定されました。
佐々木 頼綱(ささき よりつな1242-1311)が、二男義綱に、近江国高嶋郡朽木庄(現・高島市)と常陸国真壁郡本木郷(現在の茨城県桜川市)、の二か所を譲与したことを示す文書です。両所とも、祖父及び頼綱本人が勲功により与えられたものもであるから、それを意識して治めるようにと記されています。弘安10年(1287)2月28日の日付があります。
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