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国立公文書館デジタルアーカイブ

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戊辰所用錦旗及軍旗真図

戊辰戦争(1868)の際、官軍が用いた錦旗及び軍旗の精密な模写図です。錦旗は承久の乱(1221年)の時、後鳥羽上皇が官軍の大将に授与したものが最初と言われています。赤地の錦に金銀で日像・月像を刺繍したり、描いたりしました。明治元年(1868)1月の鳥羽・伏見の戦いから翌明治2年5月の五稜郭の戦いまでの戊辰戦争においても各種の錦旗や軍旗が官軍側に与えられ、用いられました。これらの旗類は陸軍省の游就館(ゆうしゅうかん)や宮内省図書寮などに保存されていましたが、布地は年が経過すれば劣化は免れませんから、内閣では絵師浮田可成(うきたかせい)に命じ、これらの旗を克明に描写させ、正確な姿を後世に伝えることとしました。浮田は明治21年5月から約2年間をかけ、17種類の旗を34枚の絵図で紙上に再現しましたが、それらは巻物4巻に仕立てられました。原寸サイズ:長さ729.5×紙高38.2cm。浮田可成(1827-93)は、山口藩に生まれ、同藩に仕えた後、明治4年から宮内省、太政官正院、内務省等を経て内閣記録局に勤め、緻密な絵図類を多数残しました。同図の含まれる「公文附属の図」は、平成10年「公文録」とともに、国の重要文化財に指定されました。