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後醍醐天皇綸旨 (ごだいごてんのうりんじ)
朽木氏は近江佐々木氏の一族。鎌倉時代に近江国(滋賀県)の朽木荘の地頭となり、戦国の世を生き抜き、江戸時代になってからも、旗本あるいは大名として存続しました。『朽木家古文書』は同家に伝えられた古文書で、明治21年(1888)に内閣記録局が朽木家から購入したもの。1060余通の文書から成り、平成元年(1989)に国の重要文化財に指定されました。
元弘3年(1333)8月12日の後醍醐天皇(1288-1339)の綸旨。綸旨は蔵人(天皇側近で令外官)が天皇の意向を奉じて作成した文書。内容は近江国朽木荘の地頭職を従来どおり佐々木(朽木)時経に与えるというもので、薄墨色の宿紙(しゅくし 使用済みの紙をすき返した再生紙)に記されているのも綸旨の特徴です。
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