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光厳天皇綸旨 (こうごんてんのうりんじ)
朽木氏は近江佐々木氏の一族。鎌倉時代に近江国(滋賀県)の朽木荘の地頭となり、戦国の世を生き抜き、江戸時代になってからも、旗本あるいは大名として存続しました。『朽木家古文書』は同家に伝えられた古文書で、明治21年(1888)に内閣記録局が朽木家から購入したもの。1060余通の文書から成り、平成元年(1989)に国の重要文化財に指定されました。
正慶元年(1332)9月23日の光厳天皇(1313-64)の綸旨。越中国の岡成名(おかなりみょう)ほか朽木氏の所領に対して「濫妨」(不法な奪取や破壊行為)がなされているという朽木時経の訴えを受けて、その取締りを命じた文書です。
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