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徳川家康御内書 (とくがわいえやすごないしょ)
朽木氏は近江佐々木氏の一族。鎌倉時代に近江国(滋賀県)の朽木荘の地頭となり、戦国の世を生き抜き、江戸時代になってからも、旗本あるいは大名として存続しました。『朽木家古文書』は同家に伝えられた古文書で、明治21年(1888)に内閣記録局が朽木家から購入したもの。1060余通の文書から成り、平成元年(1989)に国の重要文化財に指定されました。
徳川家康(1542-1616)から朽木宣綱に宛てた御内書。御内書は将軍から家臣に直に出された書状。宣綱から歳暮の祝儀の小袖が到来したことに対する礼状で、日付は12月28日とありますが、作成の年は定かでありません。家康の黒印が捺されています。
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