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板倉勝重書状案 (いたくらかつしげしょじょうあん)
朽木氏は近江佐々木氏の一族。鎌倉時代に近江国(滋賀県)の朽木荘の地頭となり、戦国の世を生き抜き、江戸時代になってからも、旗本あるいは大名として存続しました。『朽木家古文書』は同家に伝えられた古文書で、明治21年(1888)に内閣記録局が朽木家から購入したもの。1060余通の文書から成り、平成元年(1989)に国の重要文化財に指定されました。
元和2年(1616)10月29日付で京都所司代板倉勝重から朽木元綱に対して出された書状案。この書状によると、京では女性や幼児が誘拐され人身売買が横行していたこと、朽木領でも若狭国に向かう女性や十五才以下の子供を連れた者がいたならば、尋問して不審な者は通さないようにとの指示がなされています。関連する文書に、慶長16年4月8日付の徳川氏奉行等連署印判状があります。
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