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足利義詮御判御教書 (あしかがよしあきらごはんみきょうしょ)
朽木氏は近江佐々木氏の一族。鎌倉時代に近江国(滋賀県)の朽木荘の地頭となり、戦国の世を生き抜き、江戸時代になってからも、旗本あるいは大名として存続しました。『朽木家古文書』は同家に伝えられた古文書で、明治21年(1888)に内閣記録局が朽木家から購入したもの。1060余通の文書から成り、平成元年(1989)に国の重要文化財に指定されました。
佐々木出羽五郎(朽木氏綱)に対して、文和3年(1354)閏10月4日に亡くなった父経氏の譲状の通りに領知を認めた、貞治2年(1363)6月3日付足利義詮(1330-67。室町幕府第2代将軍。足利尊氏の子。)の御教書。御教書とは、奉書形式の文書のうち、三位以上の公卿または将軍の命を奉じてその家司が出した文書です。
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