- デジタルアーカイブTOP
- 重要文化財(和書)
- 朽木家古文書
- 関東裁許状(建治3年)
関東裁許状(建治3年)(かんとうさいきょじょう)
朽木氏は近江佐々木氏の一族。鎌倉時代に近江国(滋賀県)の朽木荘の地頭となり、戦国の世を生き抜き、江戸時代になってからも、旗本あるいは大名として存続しました。『朽木家古文書』は同家に伝えられた古文書で、明治21年(1888)に内閣記録局が朽木家から購入したもの。1060余通の文書から成り、平成元年(1989)に国の重要文化財に指定されました。
武蔵国比企郡南方石坂郷(現在の埼玉県鳩山町)の土地をめぐる争いに健治3年(1277)北条時政・時宗の出した裁許条です。亡父の遺領をめぐる駿河彦四郎有政と姉平氏(弥鶴)の争いを、過去の譲状のとおり、姉の所有を認めています。
ただし、画像については「画像等データの二次利用について」をご確認ください。