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将軍藤原頼嗣家政所下文 (しょうぐんふじわらよりつぐかせいじょくだしぶみ)
朽木氏は近江佐々木氏の一族。鎌倉時代に近江国(滋賀県)の朽木荘の地頭となり、戦国の世を生き抜き、江戸時代になってからも、旗本あるいは大名として存続しました。『朽木家古文書』は同家に伝えられた古文書で、明治21年(1888)に内閣記録局が朽木家から購入したもの。1060余通の文書から成り、平成元年(1989)に国の重要文化財に指定されました。
丹後国倉橋庄与保呂村(現在の舞鶴市)の地頭職が、建長3年(1251)八月三日付で、平光度に補任されました。将軍藤原頼嗣(ふじわら よりつぐ)は鎌倉幕府5代将軍、陸奥守平朝臣は北条重時、相模守平朝臣は当時の幕府の執権北条時頼(ほうじょう ときより)です。
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