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正保年中江戸絵図(しょうほうねんちゅうえどえず)
幕末の嘉永6年(1853)に模写されたものですが、描かれているのは正保元年(1644)か2年の江戸の町の様子であると推定されています。明暦大火(1657)以前の江戸の様子が分る貴重な地図です。図中、丘や林は緑、田はねずみ、道は黄、橋は赤で描かれ、青に塗られた部分は、海、川あるいは堀であることを示しています。大火後に架けられた両国橋はなく、西本願寺は築地に移転する前の浜町に、東本願寺は浅草に移転する前の筋違門外に描かれています。東の隅には浅草寺が、南には増上寺がありますが、後の音羽の護国寺のところは「御薬種畠」と記されています。
原図サイズ:東西201cm×南北261cm
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